ネイルケアとは、手・指の付属器官爪とその周辺の手入れ、または付け爪関連の手入れのことをいいますが、
一般的には爪にカラー等のアートを施したり、付け爪などで美しく見せることなどを含め、
甘皮の処理や爪の長さを整えて美しく見せることです。

とくに手やひじ等の部分には年齢があらわれやすいので、アンチエイジングが必要な部位なのです。
スパによるネイルケアはささくれ、手荒れに効果があります。

手からひじにかけては、オイルによるアロマセラピーマッサージで体内の老廃物や毒素を取り除き、
筋肉の痛みを和らげる効果や香りによるリラクゼーション効果もあり、お肌に潤いをあたえ、調子を整えることが出来ます。
また甘皮のネイルケアのときは、伸びすぎてしまった甘皮を取り除きオイルで保湿します。
適度な刺激を与えつつ保湿することにより、健康な爪が育つので、二枚爪などのトラブルなども少なくなってくるでしょう。

ネイルケアで良い状態に整えられた爪にカラーなどのアートを施すと、色持ちもよくなります。
しかし自分の勝手な解釈でネイルケアの方法を誤ると、二枚爪やささくれ、皮膚の炎症等につながることがあります。
またそれらを放置すると、爪の成長そのものに影響がでてしまうこともあります。

ネイルケア初心者や自信がない人はプロに任せることをお勧めします。

誰でも簡単にできるネイルアート。

今回は初心者の方向けに、比較的優しいネイルアートテクニックの種類を紹介します。

①フレンチ
すべての人に愛される上品な指先を作るのはフレンチネイルです。
ラインを重ねることで指先をシャープに演出してくれる方法です。

②グラデーション
同系色のエナメルを重ねれば失敗も少ないので、ネイルアート初心者にはおすすめの方法です。
薄めの色をベースに、透明感のあるエナメルを重ねます。爪先にはラメ入りのエナメルを使うと奥行きのある質感が出ます。

③マーブル
爪の上にエナメルをのせ、渇く前に素早く混ぜ合わせて模様や柄を演出する方法です。

④イラスト
ネイルアートには、水玉、アニマル、花、イチゴ、葉、などのようによく使用されるいくつかのイラストモチーフがあります。

⑤3D エンボス
アートにふっくらと立体感を持たせるようにアクリルパウダーと専用リキッドを混ぜたミクスチュアで作り上げる手法です。

⑥ラインストーン
ネイルアートの中でも特に人気で、宝石をちりばめたように華やかでゴージャスな質感が表現できます。

⑦ホログラム
指先の動きや角度、光の当たり具合に合わせて表情を変えてきらめくような色と形をさまざまに写す魅惑的な指先になります。

ネイルアートは決まった形などありません。
あまりマニュアルやテクニックにこだわり過ぎずに、いろいろな方法を試しながらネイルアートを楽しむことが一番です。

少しでも爪をキレイに見せたい人に、簡単で、すぐにできる方法は、
「甘皮」を取るという方法です。

ちなみに、この「甘皮」に関しては、爪と皮膚の間にある
よくわからない皮ですね。いわゆる結合部分に存在しています。

実は、これをキレイにするだけで、爪の印象も大きく
変わってくると私は思っています。「ホントに?」と
思う人がいるのであれば、まずは試しにやってみましょう。

「甘皮」を取るためには、まず綿棒に化粧水などをつけて、
ゆっきりと円をかくように甘皮を押し下げていきましょう。

しかし、注しなければならないことがあります。
あまりゴシゴシ強く押してしまうと、その分だけ
爪は傷ついてしまうのです。ですので、押し下げるときは、
ゆっくりと丁寧に行うようにしましょう。

すぐに行っても良いですが、お風呂などに入って、
甘皮を柔らかくしてから処理を行うと良いと思います。
そうすることで強く押し下げないでも甘皮が取れますので、
爪を傷つけることもありません。

細かく丁寧にしあげることを意識しましょう。
些細なことなのですが、微妙に甘皮が残っていると、
その分だけ雑な印象を受けてしまいます。せっかくキレイに
したのに、わずかな部分で損をすることはもったいないので、
最後の仕上げは丁寧に行いましょう!!

ネイルチップとは取り外しが自由にできるチップ(付け爪)のことです。

ネイルチップ用の両面テープを使えば自爪を痛めないうえに、ネイルチップが破損しない限りは何度でも付け外しができ気軽に楽しむことができます。

これはパーティーやデートの間など短時間だけ楽しみたい時に向いており、強度が弱いので長時間の接着は難しい方法です。

正しい付け方を行えば、1日中粘着力は持続します。

ネイルグルー(接着剤)でつける場合は1週間くらいはもちますが、衛生面にあまりよくありません。
ネイルチップを外すときはアセトン(溶解剤)で溶かして取る為、チップは使い捨てとなります。
またネイルグルーとアセトンの使用は自爪を痛める原因になるため、この方法はあまりオススメできません。
ネイルチップは自爪になるべく合うサイズを選びましょう。
自爪の根元とチップのカーブを確認してカーブに合わせて少しずつバッファーと呼ばれる爪やすりで削り、
ぴったりフィットするようにします。

この時自爪はなるべく短くしておきましょう。
自爪が長いと密着しなくなり、美しく貼り合わせられません。
またネイルチップをつけるときは、しっかり手を洗って、全ての爪をアルコールかリムーバーで軽く拭きとり、
汚れや油分をしっかりと取っておきます。

日本でネイルが注目されるようになったのは、今からたったの20年ほど前のことです。

それ以前はまだ自分で爪にエナメルを塗るだけで、ネイルサロンやネイルアートと呼べるようなものは全くありませんでした。

1990年代後半あたりからたくさんのネイルサロンやネイルスクールができはじめ、
多くの女性達が気軽に指先のおしゃれを楽しむことが出来るようになりました。
今のネイルサロンでは、ただ爪のおしゃれを楽しむだけのネイルアートから、爪のトラブルを改善するネイルケアや、
そのトラブルを改善することで心身ともに癒すネイルセラピーまで行っているところが増えています。
ネイルサロンに通うことで指先のおしゃれをだけでなく、いつも爪の状態を気遣い、
定期的なケアをすることで美しい手元を手に入れることができます。
そしてまだまだネイルサロンって高いんじゃないかしら、というイメージを持っている方も多いと思います。
最近ではネイルサロンの相場もぐんと下がり、ネイルアートやネイルケアをより気軽に安心して楽しめるようになってきています。

ネイルサロンとはおしゃれと共に、爪のお手入れをする所ですので
自分では出来ないケアやカラーリングを、1人1人の爪のコンディションを見ながら進めていってもらうことができるのです。